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ワインバーグ『コンサルタントの秘密』§4-6--(その14)
■第六章「わなから逃れるの法」

第六章「わなから逃れるの法」に入ります。最初のページの「不思議なクリスマスプレゼント」から、小さなわなにはまりました。(下線はやしろ)



去年の包みには、セピア刷りの「ミズーリ河畔の野営、一九三四年」のついたカレンダーだった。ことしは「七月」という題で、倒れたインディアンの戦士が野牛の大群に取り囲まれている絵だった。 (p.96)

Last year's package contained a calendar with a sepia print of "Evening Bivouac on the Missouri, 1834." This year it was "The Jury," depicting a fallen Indian warrior surrounded by a herd of buffalo. (p.89)


不思議な間違い方ですね。


話の筋からすると、正直言ってどうでもいいところです。カレンダーの絵柄の「意味分からん」ぶりが伝われば、どんなタイトルでもいいでしょう。それだけに、悪目立ちします。名づけて、「どうでもいいところで間違えると、みっともない」の法則?としておきます。


主述も少し整えて、こうしました。



去年の包みに入っていたのは、「ミズーリ河畔の野営、一八三四年」というセピア刷りの版画のついたカレンダーだった。ことしは「陪審」という題で、倒れたインディアンの戦士が野牛の大群に取り囲まれている絵柄だった。



Wikipediaのミズーリ川の項に、背景を知る手がかりがありましたのでメモ代わりに引用します。


ミズーリ川はアメリカの西部への拡大に於いて非常に重要な川であった。(略) 19世紀終わりには、この川は鉄道ができる前の主要な輸送路だった。


最初の絵のタイトルにある年代の意味ですが、"…, 1834" とクォーテーション内にあるので、たぶん「1834年の情景」なのだと思います。これが1934年じゃ、引用した背景からも台無しでしょう。けれどもほんの少しだけ、絵の制作年を意味しているような気もします。確信がないので、どっちの意味にも取れる訳のままごまかしました。



日本語訳:コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学 原文:Secrets of Consulting: A Guide to Giving and Getting Advice Successfully (Amazon.co.jp)


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