英日 誤訳どんぶり

英語から日本語への誤訳あれこれ 「人の訳見てわが訳直せ」
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小さいところを―『人を助けるとはどういうことか』Chapter 9(その3)

小さいところを2つです。(下線はやしろ)


1つめ、原則1のコツ3からです。


支援が必要とされなければ、適切でもない場合も多いのだ。 (p.236)
…, and often help is neither needed nor appropriate. (p.148)

これは誤訳というより、日本語表現が中途半端になってしまっている気がします。「必要とされておらず」ぐらいですね。



2つめ、原則2のコツ4からです。


 あなたがこうしたことをきちんと尋ねれば、クライアントは状況や意思を少しはコントロールできるという気持ちになり、支援をより受け入れやすくなるだろう。 (p.236)
If you have done that, the client will feel a little more in control of the situation and will, therefore, be more able to accept help. (p.148)

このwill は名詞ではなくて助動詞です。
the client
(1) will feel …
and
(2) will, therefore, be more able to …
という構文ですね。


訳の下線部をカットすればとりあえず許容範囲内かと思います。



日本語訳:人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則 原文:Helping: How to Offer, Give, and Receive Help (Amazon.co.jp)


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